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ねこの組曲

「猫の組曲」はヘイゼルの作による金管アンサンブルが有名ですが、ここにある作品は別物です。ある音楽投稿サイトに猫がらみの曲を幾つか出したところ、ねこが大好きな方から「ねこの組曲」をリクエストされました。これが作り始めるきっかけでしたが、ちょうどその頃猫を飼い始めたことも作り続けるモチベーションになりました。彼らを見ていると題材に困りませんでしたので・・・。その意味でこの組曲は飼い猫たちとのコラボ作品と思っています。(^^)

 この作品、交響組曲「ねこの物語」は猫がらみのタイトルの付いた10篇の小曲と間奏曲で構成しています。2曲目の間奏曲は、その一部を各曲の間に挿入した短い間奏にも使っています。全体の統一感を出す狙いですが、交響組曲とはいいながら弦楽アンサンブルあり、金管アンサンブルあり、スラブ風歌唱あり、ヴィオラ独奏曲ありの「ごった煮」組曲ですので、その意図が十分に機能したかわかりません。一応「物語」ですが、それぞれ独立の小曲として聴くことができるような体裁になっていますので、順不同でお聴き頂いても全く不都合はありません。

 最後に猫好きの方に一言。これはうちの飼い猫たちのローカルな物語です。なので一般的な猫のイメージとは違うかもしれません。ですから「これのどこが猫の物語なんだ?」とは、どうぞ聞かないでください。(^^)

第1曲「ねこのしっぽ」

一匹目は野良出身。譲り受けて飼い始めたばかりの頃、人を警戒してこたつに籠りっきり。その様子がどこか、気高い囚われの姫君のよう。その印象を弦楽アンサンブルにしました。
 タイトルは彼の優雅なしっぽに敬意を表して。

第2曲 間奏曲

組曲全体の基調的な間奏曲。第3曲から第8曲までは、各曲のつなぎの部分にこの曲の一部またはその変奏を挿入しています。

第3曲「ねこの手」

人間との生活にも慣れ始め、ようやく心を開くようになった一匹目。タイトルは、ネコが意思を伝えようとする所作の懸命さに敬意を表して。

 この曲のもとの形はスピネットという小型ハープシコード用に作ったものです。猫が前足でする砂かきや爪とぎなどを効果音で表したり、ナレーションを入れたりしたキッズ向けの作品でした。別ページの「猫の小皿」に置いてあります。

第4曲「駆け回る仔猫」

2匹目は迷ってきたガリガリの仔猫(推定2か月)。
初めて部屋で放したとき、その動きがまるでゼンマイ仕掛け。
疲れるとゼンマイが切れたみたいにすぐ眠ってしまう。
その様子が面白くて作ったものです。

 

もとはピアノ曲でしたが編曲してテンポを少し落としています。ピアノ曲の方は別ページの「優しい触感」に置く予定です。

第5曲「ねこのタイトルマッチ」

先住猫と新入りの仔猫。相性もよく、先住君は自分の妹のように毛繕いを手伝います。でもいつの間にか、どこか楽しげな乱闘騒ぎに。

 この曲の元の形は弦楽四重奏で、それをオーケストラ用に編曲しました。雰囲気がそれらしいので後付けですが上のタイトルを付けました。弦楽四重奏の方は別ページの「知的情感」に置く予定です。

第6曲「ふにゃらこにゃんこ」

2匹目の仔猫、先天的な腸管閉塞で生死の境に。ところが体が小さすぎて手術は無理。一時は安楽死も覚悟しましたが、動物病院の適切な投薬処置で何とか生還。この曲は、そんな中で祈るような気持ちで作りました。


  生死の境をさまよう仔猫。
  猫の楽園で仲間たちと一緒に遊ぶ夢をみているのでしょうか。
  けれど生まれて2か月ほど。まだまだおうちで遊びたいはず。
  呼びかける声は仲間たちからの誘いでしょうか。

  それとも・・・

 この作品は合唱パートをスラブ風の女声コーラスにしていますが、元の形はボーカロイド風の合成音声(Cevio Creative Studio Free版)を使っていました。別ページの「猫の小皿」に、創作わらべ歌として置いてあります。そちらの方は、冒頭で氷のように冷たく響く歌声と、弔いの鐘のようなベルの音がストレートに「死」を予感させるように思えて、この組曲から外しました。こちらはその代役のスラブ合唱ですが、多少なりとも直截な死のイメージを和らげてくれていることを祈りつつ・・・。

第7曲「猫の笛」

2匹目が入院中で独りぼっちのさみしげな先住猫。
 

以前作った曲が雰囲気的にぴったりなので編曲してここに置きました。
この版では木製フルートを使っています。

 

なお、左の写真は3匹目のくろつぐです。この時はまだ生まれてもいませんが、一匹目の猫には寂しそうに見える写真がなかったので、代りに登場してもらいました。(^^)

第8曲 ねこのひげ

2016/6/21現在、Internet Exploreでは埋め込みプレーヤーが表示されていない可能性があります。Google Chromeでは正常に表示されています。

無伴奏ヴィオラのための作品です。


保護して間もないころ2匹目の仔猫が腸閉塞で入院。

絶命の危機を脱して退院してきた仔猫を、先住の猫がわが子か妹のように面倒みるのを見て、こいつは日本一の飼い猫だ、と感激して作った飼い主バカ的作品です。


タイトルは彼の立派なひげに敬意を表して・・・。

第9曲 子猫のパヴァーヌ

弦楽オーケストラのための作品です。


 仔猫が元気になって退院してきて、元の通りの生活に戻りました。そしてまもなく3匹目の仲間が加わるのですが、それはまた別の物語。
 ところで、猫がよく前足でする足踏み行動ですが、うちの猫たちを見るとそれぞれリズムが違うようです。退院してきた彼女はゆっくりと実に優雅に足踏みをします。まるで、名手エリザベス一世の踏み踊り(パヴァーヌ)のように。(どんなステップだったかわからないので、勝手な想像です。^^)

第10曲 悪ねこ大行進

第10曲は「ちょいわる猫」風の行進曲。


 この組曲を作成中、我が家の飼い猫は3匹になりました。ごはんの時間になると、みんなそろってねうねうと足下を練り歩きます。行進曲は普通2拍子ですが、この行進曲は3拍子になったり4拍子になったり。

 なにせ猫ですので・・・。

第11曲 ねこのごはん

時間になると、ごはんの催促

 

何と正確!! 猫の腹時計

 

おいで猫ちゃんたち! ごはんの時間だよ

    

 Come on! My pusses! Supper is ready.

 

組曲「ねこの物語」最終曲です。仕立ては女声合唱曲で途中から弦楽合奏の伴奏が入ります。

 

スラブ歌唱のYahとMahで「にゃあ」と「まんま」のつもり・・・。

 

 至って安易です。(; ^^)

おしまい

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